「森と芸術 ー森×音ー」のレクチャライブ / '18.04.02

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3/24に熊野古道なかへち美術館で開催した「森と芸術 ー森×音ー」のレクチャライブは、参加者の多数来場のもと、無事に終わりました。「小松自身の創作環境」「人と音」「森と創作」「森と音楽」のトピックスを端的に示しつつ、途中で参加者とともに「耳の体操(音育ワークショップ)」を館内外で行いました。最後は現在鋭意制作中の熊野古道組曲の中から「巡礼」という曲を披露しました。

森にインスパイアされつつ音を紡ぐことのプロセスを伝えるために、1月下旬熊野古道に訪れたときの経験をしっかり話すことができました。日置川の音、近露王子の神社旧址の葉擦れ音、紀州備長炭をころがす音、熊野古道付近の湧き水など、美術館のある中辺路地区近くの収録音を再生し、森の音が織りなすパワーを存分に伝えることができました。

そんなパワーを熊野古道からもらったからこそ、組曲が一筆書きのようにできた、というわけです。このレクチャで参加者からもらったエネルギーや、その前後にも音のフィールドワークができたので、いまちょうどピアノのレコーディングに弾みがついています。当日お越しいただいた参加者の方々、そして会を見守っていただいてスタッフの方に深謝◎