昨年末から年始にかけ、強烈な吸引力で突発的に生まれた9曲のピアノ音源。試行錯誤を重ねた結果、『キョウトアンビエンス 4』というアルバムとして、リリースすることに決めました。
ご存じのように『キョウトアンビエンス』シリーズは、京都にまつわる公共空間や音風景をモチーフに、ソロピアノ主体の楽曲として、これまで3作発表してきました。
今回の『キョウトアンビエンス 4』。正直言うと、当初は「ヨガ」のための環境音楽として構想していたのですが、録音源を聞き直したり、寝かしたり、実際に現場で鳴らすなどして試した結果、音環境デザインのスタートラインである原点の場所に使いたいと思ったのでした。
そう、その場所は『京都タワー展望室』です！
2007年の3月下旬、43年振りの展望室リニューアルの際、私に音環境デザイン監督として白羽の矢が立ったのですが、そのとき制作したのが『キョウトアンビエンス』。予想を超える多くの方がこのアルバムを気に入って下さり、とりわけ『Candle』という曲は、累計数百万回にも及ぶ再生回数となりました。
自分の音楽人生を変えた一枚、といっても過言ではありません。
それから12年後の2019年。元号が令和に変わり、原点に立ち戻りたいという気持ちもあり、『キョウトアンビエンス 4 〜京都タワーのためのピアノ音楽〜』としての仕上げとリリース準備に入りました。
原点回帰と新展開を目指しております。
本日、自らの手で、すべてのマスタリングを終えることができました。
内容の詳細は、追ってお伝えします！