どうして「モノ」にこだわるのか?  / '19.06.24

DSC01365のコピー

新作CD「キョウトアンビエンス4」。早い方にはもう届いている頃だと思います。今回もCDというモノにこだわって制作したアルバム。CDが売れない時代なので、いい加減リリースを止めようかとは思ったのですが、今回も寸止めでプレス500枚!

どうして「モノ」にこだわるのか? それは、手に取った触感や重量みたいな質感が、見えない音の作品を、カタチあるものとして定着させているからです。

今回は、京都タワー展望室で7/7から流れる予定の音源を、そのままCDメディアと紙ジャケットでパッケージ。写真の上が原画で、下がCD紙ジャケットです。原画は生々しい質感で大きめの荒々しさがあるけれど、縮小したデザインの紙ジャケットは、なんだかスーベニール(おみやげ)感漂い、落ち着いた雰囲気になりました。

タワー展望室でも販売するのですが、特に外国人に手に取ってもらえるように工夫。「ああ、日本に、京都に、京都タワーに来てよかった!」と思う瞬間に、その思いを刻むようにCDを手に取ってくれたらうれしいな。

CDを自国に持ち帰って、京都を思い出す「ココロのスイッチ」として、このCDを使ってもらったら大成功! これって、音楽配信主体の現代でも、人の感覚として消し去ることはできない「モノ」の吸引力。

このアルバムのデジタル配信は、当分先送りする予定です。実はまだこのCDの試聴も一切行っていないので、「買うかどうか?」の判断は難しいでしょうが、いわゆる「ジャケ買い」の感覚でお求めいただけると、うれしいです。

色の出方も質感もよい感じのジャケット! どうぞ手に取ってみて下さい。

http://ur2.link/xv5R