今から30年以上前、京都市内で浪人をしていました。
上賀茂に近い私塾のようなこぢんまりとした予備校に通い、
1年を経た後、東京の大学に進学。
その頃に住んでいた建物の前をたまたま通りがかったので、
少し立ち止まってみました。
懐かしい気持ちは全然湧かなくて、
何か、どこにでもあるような場所に
いるような気分になりました。
たった一年間しか、いなかったからかな?
それとも、苦しい時期だったから記憶を抹消したのかな?
個性のない風景なので、印象が薄かったからかな?
もっと、いろんな感情が湧き起こるかと思ったけれど、
ほとんどそういうエモい状態にはならなかったので、
変化のなさに、ビックリした次第です。