キョウトアンビエンス 4、只今制作中! / '19.01.15

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環境音って不思議なチカラがある。ふだんは意識下で処理されていることが多いので、目立たないはずなんだけど、脳のどこかでちゃんと感じているんだよね。

いま制作中のアルバム『キョウトアンビエンス 4』なのだけれど、その一曲の中で10種類ほどの環境音を、ごく小音量で登場させている。なにげない音の存在なのだけれど、ちょっとあるだけで、音楽を聞く側の想像力が格段に変わってくる。

これまでの自作アルバムの中でも、多くの環境音を登場させているのだけれど、今回は「とにかく小音量」。ちゃんと聞かないと何の音だかわからないような感じで、忍ばせている。

小さい音の方が、「あれ、何の音だっけ、これは?」といった感じで、脳が勝手に疑問を感じ、無意識に「環境音を聞こう」とする態度が生まれてくるから不思議なものだ。

これらの環境音は、すべて京都市内で収録したもの。市内にお住まいなら、「あれあれ、知っている!」という感覚になること間違いなし。他の地域に住む人なら、「どこの音だろう?」と興味津々になるに違いない。明確な答えを見せない方が、反って興味をそそる気持ちになる。

音のチカラは、際限なし!