CD『丹鉄メロディ』。今回の作品は、小松がしたいようにさせてもらった作品ということは以前にお伝えしたのですが、ジャケット表紙は「あおまつ」「くろまつ」「あかまつ」3連の写真。この写真を見たとき、「是非とも使いたい！」という想いが生まれました。
なんといってもCDの内容が「丹鉄」なので、強力な存在感を醸し出す写真はこれ以外にあり得ません！ そこで、デザインをお願いしている京マグの松本さんにお見せしたら‥、なんと、出てきた図案が「水彩調イラスト！」。
松本さん曰く、「そのままの写真だと鉄道パンフレットの枠を越えない」「丹後の〝空気感〟をもっと演出したい！」「小松の音楽テイストの〝アンビエンス感〟を出したい！」とのアイデアで、丹後の湿った空気感満載！のイラストとなったわけです！
そして同時に、紙質の選定にも、相当悩みました。マット（しっとり感）にするか、コート（つやつやメリハリ感）にするか‥。今までならマットでしたが、今回は車両の質感を引き立たせるために「マット」に。その結果は、丹鉄車両と音楽のよさを、見事なまでに融合させました。
松本さんのアイデアなくして、CD「丹鉄メロディ」はあり得なかった。このCDに関わったお一人おひとりが、パズルのピースのようにぴったりはまって、奇跡の1枚が出来たと感じています。強力してくれた方たち、聴いてくれている方たちに多謝◎