久しぶりに母校、京都芸大へ。 / '19.01.19

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久しぶりに母校へ。大枝の麓、西山に抱かれたこの地に、1996年〜1998年まで在籍していました。芸術系の大学に在籍したのはこれが初めてのことだったけれど、そこで経験したことは、じぶんの人生に深く影響を与えました。

つまりは、自由に「表現」すること。じぶんの魂に忠実に、誰からも束縛されず、ありのままにじぶんのエネルギーを他者や周囲にぶちまけてみたい。そう思えるようになったのは、この場所のチカラがあまりにも多い気がします。

いまも偶然芸術系大学で教鞭を取っているけれど、芸術中心というよりは、調査系/理論系のセクションに所属し、文字媒体でアウトプットを要請されています。でもやはり、文字とは違うフェイズで表現を解き放ちたい、という思いは止められず、音楽を続けているのだと思います。

その感覚をもらったのが、この場所。山の稜線をかすめる夕日の残照は、そのときとまったく変わっていませんでした。忘れかけていた風景の断片に出会うこと。それが、新たなエネルギーに気づく瞬間である気がします。