人と空間が生きる音デザイン / '20.03.26

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5月に刊行する書名が確定しました。単著では9冊目です。

『人と空間が生きる音デザイン ーー12の場所、12の物語』です。

13年間かけて現場で実践してきた音デザインの事例を、生々しい物語調でわかりやすく示しています。読者対象は、専門家だけでなく、空間や音に興味のある方。モノヅクリやクリエィテイブに興味のある方に伝わればと思います。

いよいよ3校が終了しました。筆者は2校まででもよいと編集者は言ったのですが、いくら見直しても、必ず間違いは見つかるものです。だから、あえて3校目も目を通しました。結果、数個の間違いや改良点が見つかりました。やってよかった。校正を何度もやっていると、慣れや流し読みが始まってしまうので、怖いものです。

5月のリリースではありますが、アマゾンではすでに予約開始となっています。現段階では、本文まわりのパーツの仕込みに入っています。表紙のデザインを絞り込んだり、帯文(推薦文)を依頼したり、多くの方々の協力をいただいている最中です。

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『人と空間が生きる音デザイン ー12の場所、12の物語』
小松正史著、昭和堂(2020年)

はじめに―どうして音のデザインなのか
I音のデザイン、思考と技法
II音が変わると空間も変わる―音デザインの現場から
1展望風景を演出する―京都タワー
2学校の記憶を蘇らせる―京都国際マンガミュージアム
3無作為の音を奏でる―日本庭園へき亭
4水辺風景にドラマを与える―CDアルバム『キョウトアンビエンス 2』
5星空を見上げて―久万高原天体観測館
6絵画をきいて、みる―ポーラ美術館
7故郷の音を甦らせる―京都府立丹後郷土資料館
8公園の音を音楽にする―京都府立うみほし公園
9鉄道のサウンドブランディング―京都丹後鉄道
10患者とスタッフを元気に―耳原総合病院
11音でたどる聖地巡礼―田辺市立美術館/熊野古道なかへち美術館
12漢方薬の効能を引き出す―むつごろう薬局
III音のデザイン・ツールキット
おわりに―音の響きで世界をあかるく

https://www.amazon.co.jp/dp/4812219221/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_U_p2kFEbA9T79BB