人前で喋るときは最初の9割が成功のカギ / '18.12.23

人前でプレゼンするとき、意識していることがある。自分と受け手のテンションや集中力を連動させることだ。具体的には、受け手のやる気が一番高い「最初」のところで、プレゼンすべき内容のほぼ全てを出し切ってしまうこと。

最初の部分で余計な世間話は必要なない。受け手のテンションが最大限と言ってもいいくらいのスタート地点で、美味しい部分を出すのが、経験的に言って効果的だ。

話し手にとっては、最初あまり調子が出なくて、中盤になるとノッてきて本題を喋り始める。その頃には受け手の集中力がすで切れてしまい、聴く耳を持たなくなる。それではもったいない。

矢沢永吉氏も、「ライブの中盤が難しい」と言っている。ぼくの場合は、受け手に何かを考えさせたり、身体を動かしてもらい、受け身で話を聞いてもらう状態を止めることにしている。

人は見た目が9割、という本のタイトルがあるけれど、人前で喋るときは最初の9割が成功のカギを握っている。