危機一髪 / '13.11.29

ぼくはプレゼンするとき、ほとんどPCは使わない。
というのは、何かトラブルがあったとき、
時間だけが過ぎていき、受け手に大きな迷惑をかけるので、
できるだけ簡素な方法で、人前に立ちます。

できるだけシンプルな道具だけを使って、
自分がしゃべる言葉に意識をしっかり淹れて、
時折板書したり、iPodから音源を出す程度で、
受け手とのインタラクション(相互作用)を大切にするために、
プロットは大まかにして、即興的に喋ります。

けれども本日の授業では、
音源製作デモや心理実験デモをするために、
めったに使わないPCとDVDを予定していました。

「どうか、機械トラブルが起きませんように…」
自分に言い聞かせた、その引き寄せ文句がまずかった。

事前に仕込んで動作確認をしていたPCが
なぜか授業本番でフリーズと暴走を重ねておじゃん。
DVDの方もプレーヤーとの相性が悪く、
数枚ともに読み込み不能でフリーズしてしまいました。

トラブル回避のために二つ用意していたコンテンツが全滅。
こういうことは未だかつてなかった。
とはいえ、授業が中断するのは最悪の事態。
それ避けるために、研究室に戻っていつものiPodを用意し、
来週の内容に差し替えて、授業の続きをしたのでした。
(中断約15分…)

やっぱり、マイナスの引き寄せは現実になっちゃうなぁ。
無意識の領域では、マイナスもプラスも関係なく、
「言葉そのもの」がダイレクトに解釈されて、
それが具現化されるという現象があるようです。

自分の思い描く場面というのは、
良くも悪くも自分の行動に影響を与えます。

これは午前の授業だったのですが、
一日がもう終わったような重さを感じた瞬間でした。

来週は、シンプルに的確に、授業が進みますように…。