技術は後でついてきます / '20.03.13

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朝のランニングは新町通を下り、京都駅を横目に見て、烏丸通りを上って自宅に着きました。経路によって疲労度が変わるのは面白いことです。同じ距離ですが、信号の有る無し、風景の種類、交通事情によって、走りやすさが決まります。ランニングはつくづく心理的な行為ですね。

午前中は近くのスタジオでピアノレンタルしてきました。自宅は集合住宅なのでグランドピアノが置けません。従って、人様のピアノを借りるというサイクルが10年以上続いています。とはいえ、生ピアノでなければ練習できない、という厳密性はありません。練習時間よりも短くても練習回数を増やせば、演奏技術はある程度まで上がります。

午後は学内業務をテレワークで。とはいえ、このご時世以前からぼくはずっとテレワークです。直接対面してのやり取りは意外に少なく、断続的にメイルで(最近はスカイプなどで)遠隔的に仕事のキャッチボールをしています。ベストセラになった『耳トレ!』シリーズもそのクチ。東京に出版社があるので、さらに編集者も複数の案件を抱えているので、メイルが一番効率的なのです。

夕方は、鋭意制作中のピアノアルバム『ピアノ短編集(仮題)』の最終マスタリングのチェック。小学生の息子が自宅にいる時期が続いていて、今日の夕方だけピアノレッスンに外出しているので、隙間時間を狙ってのチェックです。

これまで10作ほど自分でマスタリングをしていますが、その中でも最高の出来となりました。ここまでくるのに10年かかりました。亀のような進みしかできません。試行錯誤を繰り返した後、ようやくコツが分かってきました。何事も技術やノウハウは後でついてきます。何がしたいのか、追い求めるゴールの像が大切なのです。