新作CD「熊野古道組曲・天地」 / '18.06.06

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新作CD「熊野古道組曲・天地」は、おかげさまで、私の音楽のお得意様リスナーの方々に、続々届いていっております。早々と多数お申し込みをいただき、ありがとうございます。

今回のアルバムは「組曲」の形式を取っています。一部は「天(あま)」、そして二部は「地(つち)」という、ふだんあまり使わない読み方を採用しました。そして、冒頭・中間・終末に、サウンドスケープ(環境音)と楽曲をミックスした「音景曲」を3曲入れました。

じつはこのアイデア、私ではなく、別の方のアイデアによるものです。今年3月に田辺市でご縁の生まれた学芸員さんによるもので、彼の腕によって、いつもの小松アルバムが次元の違う作品に昇華していきました。

Track1は、大斎原(おおゆのはら)の音景。熊野本宮大社が元々あった川辺のせせらぎから、このアルバムが始まります。この音、聴いた方はお分かりでしょうが、この世の川音とは思えない「まろやかさ」です。そこから、ポンポンと、古琴のような厳かな音色が立ち昇ります。

聖地をテーマにしたといっても、意外にも軽やかさと明るさを秘めたこの作品。日本の原風景や和の落ち着きを、きっと感じていただけるかと思います。

 

【熊野古道組曲「天地(あまつち)」 〜ピアノと聖地の音風景〜/小松正史】

01. 音景Ⅰ「大斎原(おおゆのはら)」

第一組曲『天(あま)』

02. 光輝
03. 巡礼
04. 大社
05. 神遊
06. 帰依
07. 森へ

08. 音景Ⅱ「熊野古道」

第二組曲『地(つち)』

09. 聖地
10. 古道
11. 深淵
12. 加護
13. 求道
14. 空へ

15. 音景Ⅲ「那智大滝(なちのおおたき)」

 

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