新作CDアルバムのタイトル決定! / '19.01.13

昨年末から新年にかけて一気に噴出した音の響きなのですが、現在、即興演奏も含めて、9トラック分の音源が手元にあります。どれもすべてが6日間で仕上がりました。

でもその9曲をそのままアルバムにしても、作品としての価値は生まれません。若干の戦略と、寝かす時間、そして〝最後の一手間〟が必要なのです。

私の場合、最初にコンセプトありきで制作したアルバムもあれば、そうでないものもあります。これまで約10年間、不思議なほどに楽曲依頼が舞い込んできて、クライアントの要望に添う音源を作り続けてきました。これが、いわゆる「コンセプトありき」の制作。

それとは逆に、今回はとりあえず曲が生まれてしまって、その後にアルバムとして整えていくという手順。最初はヨガに相応しい曲なのでは、と思ったのですが(私は毎日寝る前にヨガをしています)、そうではない。

いろいろ考えた末、近くで音源を聞いていた家族や知人などがこぞって「京都っぽい」という意見が多くありました。確かに10分もある即興4曲は、どれもすべてが間合いが長く、五音音階中心の構成となっていました。

だったら、このタイトルしかないよなぁ!?

ということで、次作品は「キョウトアンビエンス 4」に決定!これまでの京都のピアノアンビエンスのシリーズものに落ち着きそうです。

それが決まれば細かな音処理のアイデアが生まれます。今回はかなり実験的な攻めの作品となりそうです。「熊野古道組曲」で登場した笙も共演することになりました。音響処理も、あたらしいアイデアを駆使しております。

今春にお披露目できたらいいな◎