札幌ライラック病院でCD『いのちのそばに』が使われています。 / '18.06.19

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札幌ライラック病院の待合室で、医療空間のための環境音楽『いのちのそばに』が使われています。昨年10月に耳原総合病院のために制作した環境音楽は、国内の10箇所以上の医療機関で使われるまでになりました。

医療空間専用の音源は意外と少ないもの。既存曲を使うと、抑揚(ボリュームの変化)があったり、メロディが強かったり、音色が鋭かったりと、患者やスタッフにとって、疲れやすい環境を生み出します。聞き流すことができる空気のような音源がもっとあってもいいと思います。

この札幌ライラック病院では、出音にこだわったエムズシステムスピーカを使い、まさに空気のようなやわらかい音を放っているようです。ここにご縁をつくって下さったのは、美術家の日野間尋子さん。ホスピタルアート活動の広がりの中で、聴覚=音環境の大切さに共感いただけたこと、たいへん感謝しております。

目から耳から‥病院の環境が、やわらかいこころと、生命の循環につながることを願いつつ‥。(写真:日野間尋子さんの撮影)

http://www.lilac.or.jp