田辺市立美術館でのピアノコンサート、無事終了! / '19.08.05

DSC01537のコピー

田辺市立美術館でのピアノコンサート、おかげさまで盛況に終了しました。皆さんに見守られ、一体感のある音空間になりました。

昨年にリリースした『熊野古道組曲・天地』を中心に、ピアノ演奏をしました。ほとんどの曲が世界初演。すべて暗譜なので、途中事故が起こらないかヒヤヒヤしたのですが、会場の熱気に押され、気がつくと超充実の演奏となり、拍手は鳴り止まらず。

途中、今や恒例となった『耳トレ!』トレーニングのワークショップを行い、これまた大盛況。音を聞くって、こんなに楽しいものなんだ! 会場のオトナたちは、子どもゴコロを思い出し、聞くことに集中していました。

最後は、熊野古道の曲を、ぼくが撮影したスライドを会場に投影させて披露。ときに熊野の風となり、神となり、川や大河となり…。

音は目に見えませんが、見えないからこそ深く共感し合える感覚を分かち合うことができます。みんなの耳を付け替える。大げさな表現ですが、ぼくが一番したいライフワークは、そんなこと。

美術館の空間が「大きな船」みたいな感じになって、乗組員の我々が音を存分に味わい直す。そんな空間が実現できて、感無量です。お越しいただいた方々、そして美術館スタッフの皆さん、本当にありがとうございました。

そんな音旅の一ページ。

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① 熊野古道組曲「第一組曲・天」より
1.光輝
2.巡礼
3.大社
4.神遊

② 耳を拓く、音のワークショップ(耳トレ!)
音が消える瞬間/どこで音が鳴ってるかな/音の名前/音の数

③ 小松正史・環境音楽ワーク(心が整う音のデザイン)
5.キョウトアンビエンス(京都タワー「キョウトアンビエンス」)
6.海鉄(京都丹後鉄道「丹鉄メロディ」)
7.そばに(耳原総合病院「いのちのそばに」)
8.始業の合図(京都国際マンガミュージアム「スクール・メモリーズ」)
9.パークアンビエンス(京都府立丹後海と星の見える丘公園「パークアンビエンス」)

④ 熊野古道組曲「第二組曲・地」より
10.熊野古道
11.聖地
12.求道

アンコール
13.雅(京都タワー「キョウトアンビエンス 4」)
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