高校生時代の自分に言いたい / '20.08.29

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今から30年以上前の話。

当時宮津高校生だったぼくの勉強部屋は実家ではなく、宮津市立図書館(宮図書と略)だった。週の半分以上は学校が終わると図書館で勉強(+友達とダベり←コレ大事・笑)だった。

受験勉強に飽きたら、スグ近くの海をぼおっと眺めたり、館のスタッフの方とダベったり、こんぴらうどんにお邪魔したりと、好き勝手にやっていた。

開架図書にも興味が湧いて、当時八角形をした建物をくまなく探索して、片っ端から本を借りまくっていた。今頭に残存している教養の大半はここで培ったのではないだろうか。

30年以上の時が経ち、故郷に帰るたびに宮津の風景が、どんどん遠くなってきている(つまり非日常になってしまっている)感覚がある。それでも先日ワークショップをやるために帰省していたら、そんな気持ちもブッ飛んだ!

当時からいらっしゃる館のスタッフさんとお出会いする機会があり、なんと小松の本を館に置いてもらっていることを知った。その本もお持ちになっていて、サインをさせていただいた。

べつに武勇伝を喋るわけではないのだけれど、まさか自分が本をたくさん書くようになって、その本たちが宮図書にも置いてあるとは、高校時代に想像できただろうか?

人生とは、不思議な展開になることもある。でも、高校生時代の自分に言いたい。「そのときに読んだ本の知恵は、30年後の自分につながっていて、その一部がまた故郷に循環できている」と。

そんなご縁を運んで下さったスタッフさんに、感謝します!