漢方による環境音楽 / '18.09.04

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漢方による環境音楽。今年の夏は至上稀にみる酷暑(激暑ともいう?)でしたが、その間自宅に籠もって音源制作を続けておりました。

漢方薬って、どんなイメージがありますか。苦い?香りが独特? 実際に煎じて飲んでみると、決して-イメージではありませんでした。数回は少し身構えてしまいました。ところがそのあと、身体に溶け込むような感覚がして、この味の虜となってしまったのですw。

今回試しているのは、顆粒ではなくて煎じたもの。ティーパックのような袋に生薬が配合された漢方薬が入っていて、生姜を5スライスほど入れ、600ccの水で30〜40分ほど弱火でことこと煮立たせます。出来上がった漢方薬が200〜300ccほどになります。

煎じているときはとくに香りが部屋中に漂います。その独特の蒸気感と波動が、音楽をつくる脈動にすべて。漢方の観点から人を見立てるとき、「気」「血」「水」という概念を使うのですが、その躍動感はまさに「気」そのもの。そこから速さとリズム感を構想しました。

漢方薬を飲むと、身体に入るもの=食物の存在の大きさを感じずにはいられません。おかげで、6月から体重が4キロも減ったんですよ!