ほんとうは自分ひとりではまかないきれないほど、日々の活動が多すぎる。昨年末リリースしたばかりのCD『漢方音楽』も、多くの方々の耳に届くよう、告知活動をしたいのだけれど、なかなか進んでいない。
いまちょうど学内で尋常ならざる仕事が押し寄せてきていて、漢方音楽にまで意識が行き届かないのだけれど、そうも言っておられない。
本日少しだけ時間が出来たので、京都国際マンガミュージアムのショップへ。ありがたいことにリリースしてポツポツと動きがあるようだ。私の他のCD作品も多く陳列しているこのお店では、場所柄外国の方に作品が行きわたっている模様。
この場所をベースに、そしてこの玄関から、海を越えてCDが旅立っていくのを想像すると、純粋にうれしい。配信主流の時代になったけれど、人が有形物質で出来ている以上、カタチとしての作品=CDアルバムの形式は、なかなか捨てられない。
次作アルバムも音源は完成したけれど、未だにCDをつくろうか迷っている。でも好きだからまっいいか、という身勝手で無責任な選択だけはしたくない。CDの物質素材と地球に失礼だから。
ああ、いつもこの矛盾。どうせ売れないからと思いがちだけど、これまで続けてきた音活動を担った自分とファンの存在は裏切らることはできないのだ。試行錯誤の音旅の日々は続く…。