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音風景のデザイン|Soundscape Design

ー気持ちよい音空間を創ろうー

 

(「音環境デザイン」「サウンドスケープ・デザイン」ともよばれます)

音創は、耳を磨き音を記録した後、音に手を施す段階です。
家を造るとき、店をはじめるとき、まちづくりをするとき…。
それぞれのデザイン内容に《音風景》のアイデアを加えると、
新たな発想力が生まれ、生活空間に大きな転機が芽生えます。

音創とは「音からの空間創造」を略した造語です)

 
 
 
 

音風景のデザイン、3つの方法

 
  ● 音風景デザインの優先順位(左から高い順)

  音風景のデザインで注意すべきことは、
 音以外の感覚や雰囲気に配慮すること。 
 人と人の関係性や地域の風土を活かし、
 違和感のない音創りを目指しましょう。
 
>>音風景デザインの依頼は「各種依頼 / お問合せ」へ  
 
 
 

「音風景のデザイン」のケーススタディ

  《 京都タワー展望室の音風景デザイン 》
   ー 音による空間のリノベーション ー
 

概 要

 ● 対 象:地上100mに位置する展望室(80㎡) 
 ● 工 期:2006年9月〜2007年3月(1964年竣工、2007年改修)
 ● 調 査:工事前後よる効果測定・演出音を用いた心理実験を実施


コンセプト

 風景は目で見るだけでなく、五感全体で味わうものです。
 視覚で風景を眺める印象は、音からも影響を受けます。
 展望室から見える風景を最大限に引き出すために、
 徹底的に音にこだわりました。


施工方法のポイント

 
  の音風景デザイン(静けさの確保)
 
      不必要な音を削減し、落ちつきのある音づくりに努めました。
アーケードゲーム機などを撤去し、電子音の発生を抑えました。

 
 
  の音風景デザイン(ひびきの抑止)
 
      床下に使われる材料に吸音性の高いカーペットを使用し、
過剰なひびきや、足音の発生を抑えることに成功しました。
 
 
  の音風景デザイン(環境音楽による演出)
 
      京都らしい雰囲気の演出を意識しながら、
風景に調和した環境音楽を制作しました。
再生音量や天井スピーカーの配置にも配慮しました。
 
  環境音楽について
  展望室から見える風景をきれいに楽しく感じてもらえるための
  演出音として、小松正史の制作した環境音楽を導入しました。
  展望室の風景を引き立たせる隠し味のような役割を担っています。
 
>>参考音源:CD「キョウトアンビエンス  
   
 
 
  リニューアル前後における「京都タワー展望室」の音環境
 
     リニューアル前の展望室(写真提供:京都タワー)
   アーケードゲーム機、京の通り歌、耳障りな足音などがきこえます。
   《リニューアル前の展望室音環境(2006年8月9日13時台):mp3
 
 
     リニューアル後の展望室
   電子音の消失、静けさの確保、演出音である環境音楽などがきこえます。
    《リニューアル後の展望室音環境(2007年6月25日13時台):mp3
 
 
  関連資料(調査報告論文・雑誌記事)
 

 ● 商店建築2008年5月号
   音響デザイナーの仕事「音のリノベーション 京都タワー展望室」
   商店建築社、203-205頁、2008年5月発行      
   資料:<JPG1> <JPG2> <JPG3>

 ● 京都タワー展望室の音環境デザイン・プロジェクト(1)
  -環境音楽と展望景観の相互作用に関する心理実験-
   京都精華大学紀要33号、135-150頁、2007年
   資料:<本文PDF> <英語要旨PDF>

 ● 京都タワー展望室の音環境デザイン・プロジェクト(2)
  -リニューアル前後における音環境調査-
  京都精華大学紀要34号91-103頁、2008年
  資料:<本文PDF> <英語要旨PDF>

 ● 京都タワー展望室の音環境デザイン・プロジェクト(3)
  -リニューアル前後における意識調査-
  京都精華大学紀要34号29-47頁、2009年
  資料:<本文PDF> <英語要旨PDF>  

 

>> 感想は「皆さまからの声」ページへ

>> 「京都タワー」のHPへ

 
  《 京都国際マンガミュージアムの音風景デザイン 》
   ー 元龍池小学校を想起させる音のデザイン ー
 

概 要

 ● 対 象:地上100mに位置する展望室(80㎡) 
 ● 工 期:2006年9月〜2007年3月(1964年竣工、2007年改修)
 ● 調 査:工事前後よる効果測定・演出音を用いた心理実験を実施


コンセプト

 館内に落ち着きを与え、書物や資料をゆったり閲覧する雰囲気を高め、
 元龍池小学校の歴史性を想起させる音風景デザインを行いました。


施工方法のポイント

 
  の音風景デザイン(静けさの確保)
 
      新たに設置した空調機や電気設備から発生する機械音を、
極力抑えることに努めました。
   
 
  の音風景デザイン(ひびきの抑止)
 
      フロアのゾーニングに応じて、床面の足音に変化をもたせました。
エントランスや階段には木床を使い、足音によるにぎわいを創出。       
渡り廊下にはカーペットを使用し、ひびきの発生を抑えました。
   
 
  の音風景デザイン(環境音楽による演出)
 
      懐かしさを思い出すピアノの音色による環境音楽を制作しました。
なごみのあるメロディが、ゆったりしたテンポで繰り返されます。
音数を極力少なくしたので、広がりある余韻を感じていただけます。
   
>>参考音源:CD「キョウトアンビエンス  
 
 
 

「京都国際マンガミュージアム」の音環境の特徴

   全館を通じて同一の環境音楽が、
   約40基の天井・壁に埋め込まれた
   スピーカーから小音量で流れています。
   館内のノスタルジーな雰囲気に調和する環境音楽。
   私がとくに意識した場所は、階段踊場付近です。
   白壁が独特の反響を誘発するために、
   心地よい余韻が生まれ、館内の空気が凛と輝きます。
   階段が木製であるため、足音が環境音楽に溶け込みます。

 
 
  京都国際マンガミュージアム南階段踊場(2007年6月5日15時台):mp3

 

>> 「京都国際マンガミュージアム 」のHPへ

   
 
 
 
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