サウンドスケープは、視覚的な景観に対する造語として、
「音(の)風景」「聴覚的景観」「音景観」と定義づけられる。
日本では、音(の)風景という言葉が普及している。
この解釈は、人によって異なるため、
サウンドスケープの思想をまとめて
「サウンドスケープ論」とよぶこともある。
サウンドスケープ論の特筆すべき点は、
目にみえない音を軸に、環境を再認識できることである。
みのまわりの文化や社会にひそむ「無意識/潜在的領域」を、
音から気づかせる企みでもある。
音を切り口に世界を眺め、考え、分析し、
実践する行為が、サウンドスケープ活動だ。
サウンドスケープ論は、
普遍性のある固定概念をまとめることには役立たない。
じぶんの耳を使い、音を感じ、
じぶんの頭で考えることが、出発点となる。
ときに、日常生活で意識しない方がよかった認識回路が開くこともある。
したたかな批判精神を内包する概念だ。
(つづきは、2007年秋に出版される「サウンドスケープの技法」で説明予定!)