《拡大傾向》と《収縮傾向》 / '20.06.28

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人の性質には、
《拡大傾向》と《収縮傾向》の二つがあって、
ほとんどの人が収縮傾向にある、と言われています。

拡大傾向の人は、パノラマ的感覚が特徴で、
ゆったりして広がりがあり、見取り図やさんのような存在。

収縮傾向の人は、フォーカス的感覚が特徴で、
せかせかしていて、何事にも集中してしまい、不安を感じやすい。

人によっては、両方の性質を持っている場合もあるとのことです。

ぼくも含めて多くの人は、
特定の部屋の中でパソコンや電子機器に囲まれて、
一つの作業から別の作業へと、集中力を保たせながら、
活動をすることが多い。

長時間作業をし続けていると、
心身ともに疲弊してきてしまうので、
持続的に活動をするならば、パノラマ的思考も必要です。

そんなとき、手っ取り早い方法は、
遠くを見たり、遠くの音を感じたりすること。
例えば、ベランダに出て、数分間ぼおっとするのもいいですね。

人工空間から離れて自然の多い場所にいくのが一番ですが、
視覚的に緑を見るだけでも、多少の効果は得られそうです。

ビジョントレーニングはもちろん大切ですが、
そこに、イヤートレーニングも入れていくと、
心身ともに落ち着きをもたらせると思います。

視覚と聴覚は、脳のなかでつながっているのですから。