「望星」(2020年2月号)に記載されました。 / '20.01.21

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「望星」(2020年2月号)という雑誌から取材を受けて、当世「音」事情という特集で、ぼくの音論を載せてもらいました。こうした雑誌記載は自分で執筆することがほとんどですが、今回は凄腕編集者のインタビューとぼくの本が素材となって、7頁という雑誌としてはまぁまぁの分量で、「サウンドスケープ」の小松的定義と実践が、わかりやすく紹介されています。

自分が手がけてきた音論/音活動をちゃんとした書籍にすれば、数冊はかるく超える内容を4,000字程度で最新事例も読めるのだからお得で効果的です。おまけにインタビュアーがどんどん切り込んでいくものだから、思いもつかないことまで喋ってしまう始末。インタビュィー(つまりぼく)を面白がらせる取材者こそ、有意義で楽しくなる時間をもたらせます。

論考で一番言いたかったことは、サウンドスケープ(音風景)の概念に縛られず、音と自分の身近な興味関心を「つなぎ合わせ」て、新しい道を恐れずに歩んでいってほしい、ということ。既存の考え方がこうだから、こんなことをすると他人の目(や耳)が気になるなど、といった尻込みをせず、茨の道を楽しんで歩んでいってほしいのです。

音育、音学、音創という3つの活動領域を歩んでいった結果、ぼくがいまいる音論の立ち位置は、「音育」に戻ってきました。これはぼくが意図したことではなく、まわりの縁ある方がそのように仕向けてくれた、ということ。

まさか、「耳トレ!」の活動がこんなに広がっていくとは、思いもよらなかったのです。3分野の中で一番世の中に響く音育=耳トレ!。これを基軸に、音育に音学と音創を絡めていきたいな。そんな道筋に気づかされてくれた取材でした。

他の登場者も極めて興味深く、一緒に記載していただいたご縁に感謝です。

http://www.tokaiedu.co.jp/bosei/