「目に見えない音楽」がカタチになる瞬間 / '20.09.30

なんかCDつくること自体が楽しい作業なんです。
もちろん作曲するとか、演奏に力を入れるとか、
完全テイクを録音してミックスマスタリングするのも、
すごく面白い作業ではあるんです。
でも、最後のCD組み立て作業が、本当に楽しいんです。
「目に見えない音楽」がカタチになる瞬間、というか。
そういう手応えのある場面に立ち会わないと、
なんだか、音楽をつくった気になれないところが、
アナログ人間なのかも知れない。
おまけに、手書きでシリアルナンバとか、
希望があればサインとか、コメントとか、
いろいろ書いてしまうところに、
そんな気持ちの現れが出てるな〜、
なんて思うのです。
先日予約開始した新作アルバム『ピアノの風景 1』は、
30枚中、15名の方の元に本日行き渡っていきました。
そのほとんどの方が、知り合いだったり、
出会ったことはないけれど、以前の作品を購入されたりと、
「顔の見える」範囲で行き渡っていることに、
音楽することの大きな手応えを感じます。
お申し込み時にこんなメッセージをいただきました。
「待望のvol,2の発売、待ち焦がれておりました。
 本当にいろいろと大変な時期です。
 でも、音楽を聴くことはこれからも変わらずできます。
 生活の中に穏やかなピアノの旋律が流れていることの幸せは
 これからもずっと変わらないことを祈りつつ...」
音楽をし続ける意味というのは、
こういうことなんだな、と強く実感しました。
本当に、ありがとうございます!!