14年間の音デザインの軌跡が1冊の本となり、
いよいよ明日(5/18)出版します。
タイトルは『人と空間が生きる音デザイン』。
1年半前、京都・昭和堂の編集者さんから声がかかり、
1年かけて執筆してきました。
音デザインの12場所を物語調で執筆したのですが、
書いているときにその時々のことを思い出して、
追体験するような充実した時間が流れました。
施主さんにもお手紙をいただき、
双方向性の強い内容に仕上がりました。
本書の内容はプレ・コロナ時代のものですが、
コロナの影響が強く蔓延るこれからにも、
いくつかのヒントを示すことが出来ました。
一言でまとめるならば「ほどよい距離感」でしょうか。
対象によそよそくしても、近寄りすぎても、
音のデザインはよいものにはなりません。
「ほどよい距離感」を音のフィールドワークで実感して、
はじめて、しかるべき音の施工が生まれるのです。
物理的に距離を置かざるをえない状況であっても、
心理的にほどよい距離感を生み出す音環境の威力は、
これからの時代に、計り知れないパワーを生み出します。
そうした展望を、本書から是非感じ取っていただければ、
とてもうれしいです。
リアル書店では、これから陳列されますが、
ウェブ書店では、流通が始まっています。
音環境を感じ、つくるよろこびを、
ともに味わいましょう!
https://www.amazon.co.jp/dp/4812219221/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_U_OCtWEbH3PVA6D