ぼくの作曲法 / '17.08.24

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意外に思われるかもしれませんが、作曲法するとき楽譜を使いません。まずは出てきたメロディや特徴的なフレーズを何度も繰り返してつま弾きし、そこから新しい響きを引き出します。そして、芋づる式に曲のパーツが生まれ、おぼろげながら1曲に仕上がってきます。ここまですべて頭の中で曲を記憶。

その後、PCの音楽制作ソフト(Logic)を立ち上げて、頭で覚えていた曲を演奏データとして録音します。そして、各パートを並べ替えたり、新しいフレーズを追加したりして編曲を始め、1曲のデモ版が完成します。ここでも、一切楽譜を使いません。

さらに、デモ版を聞きながら実際にピアノで練習して、指や身体に曲を染み込ませ、レコーディングに挑むのです。楽譜を使うのは、編曲を緻密に行う場合と、他の人に曲を演奏してもらう場合に限ります。

作曲家と銘打っておきながら、曲づくりに楽譜を使わないなんて、意外でしょう。でもこの方法を10年以上続けています。人によって、自分に合った曲づくりはあると思います。たぶんPCがなかったら、こんなに大量に曲はできないでしょう。

(写真は自宅のピアノと、香しき波動バラのショット)