次作CD「スクール・メモリーズ」のCDジャケット制作が順調に進んでいます。イラストレーターの西ノ田さんにお願いして、京都国際マンガミュージアムと新作環境音楽のイメージを元に、オーダーメイドでジャケットのイラストを描いてもらっています。
西ノ田さんの原画を見ると、線画に描かれた各パーツ同士の位置が絶妙な緊張感を持って拮抗しています。途中で線を新たに書き足すのではなく、最初から「しかるべき場所」に線画が収まっているという、一筆書きの潔さ。
一つ一つのエレメントが独立した複雑さを保ちつつも、俯瞰すると統一した一つの形象が表出しているという、まるで不思議な立体/多面的な構成になっています。
西ノ田さんが私の作品を何度も聞き込み、西ノ田さんなりの線と色によって落とし込んだ描き下ろしの作品となっています。これでまだ下書きの状態。完成が楽しみです。こうしたコラボができるから、「モノとしてのアルバム制作」はやめられません。