久万高原町でのピアノコンサート / '15.02.23

image-22月14日、愛媛県久万高原町・天空の郷さんさん(道の駅)で、ミュージアム・カフェ in 久万高原『小松正史コンサート』を開催しました。昨年8月にもこの地でピアノを演奏させていただいたのですが、まさか半年後に再度演奏で伺うとは夢にも思っていませんでした。何かを信じて動いていけば、その先にはきっと新たなステージが広がっている、そう思わせるような半年間でした。
ピアノアルバム『スターアンビエンス』を先月リリースしたのはご存じと思うのですが、昨夏に「森のこころ音」からイヴェントのお誘いがあり、久万高原天体観測館の中村彰正さんとお出会いしたご縁がすべてのはじまりでした。プラネタリウム内で中村さんの声をききながら鍵ハモを演奏したとき、何とも言えない感覚になり、その後18曲が生まれたわけです。
それがきっかけとなって今回のコンサートが企画されたのですが、数々のコラボレーションが会の中で織りなされていることが、最もユニークな点です。中村さんの天体解説やライフヒストリーとピアノのコラボ、森のこころ音の河野真紀子さんの「センス・オブ・ワンダー」の朗読とピアノのコラボ、来場者の方々が鳴らす明珍火箸風鈴とピアノのコラボ、会場に一瞬漂うアロマポットからのの香りとピアノのコラボ、水音とピアノ演奏のコラボ…。何かと何かをかけ算(×)することで展開する感覚世界の面白さと意外性は、子ども魂をくすぐられ、自分にとって何度何度もも心が動いたコンサートでした(心動!)。
会場はたしかに室内だけれども、壁や屋根が吹っ飛んで、まるで屋外で演奏表現しているようなーーそれも一人でなく、いろんな人や事象と一緒に音を奏でているようなーー感覚がありました。一緒に何かが偶発的に生まれ、必然的な手応えになってゆくこと…。その瞬間が何度も訪れる不思議な不思議な時間でした。
ピアノアルバム『スターアンビエンス』のジャケットにある天体写真もすべて中村さんが撮影されたのですが、ここでも音楽と視覚(画像)とのコラボが展開しています。音と音、音から五感へ結ばれていくような久万とのご縁。一生の忘れ難き想い出となりました。お越しいただいた方々、そして会を支えていただいた皆さんに心から感謝の気持ちをお伝えします。「ありがとうございました」。