本日は京都御苑にある「拾翠亭（しゅうすいてい）」に、東京のお客さまをお連れしました。ご近所にも関わらず、ここに入ったのは初めて。毎週金・土しか空いておらず、タイミングを見計らっての入場。
この建物は200年ほどまえ江戸後期に建てられ、数寄屋風の書院造りの家屋内から外の庭園を眺めつつ、茶菓子と抹茶をたしなむ。おりしも雨が降ってきて、近くの丸太町通りの喧噪が一気に消え、緑の濃さと共鳴するような静寂感があたりを包み込む。
外から眺める木造建築もいいけれど、やっぱり中から庭園を味わう瞬間が、至福の極み。茶室独特の凝りまくった素材構造や配置に酔いしれました。京都市民でもあまり行く機会のない「拾翠亭（しゅうすいてい）」。音像から感じる空間の広がりはたまりません。京都観光の穴場的なスポットです。