この前の日曜日に松山から伊予大洲まで、出来たてホヤホヤの観光列車「伊予灘ものがたり（キハ47の改造グリーン車）に乗ってきました。森のこころ音代表の井上泉さんが予約の難しいこの車両のチケットを手配して下さって、幸運にも１席だけ空いている指定席に乗車。
途中、アテンダントが工夫を凝らした案内放送が随所で聞かれ、背景には愛媛出身の音楽家が作曲したBGMが流れる車内で、ゆるりとしたおもてなしを受けました。地元の人にとっても、地元外の観光客にとっても、目の前を流れる風景が劇的に感じられた１時間半。「今あるもの」をうまく変化させるカラクリ＝仕組みが、この車両や運営方針にはあると思いました。
キハ47も、もともとは古いディーゼル普通列車ですが、水戸岡鋭治氏のデザインによって、見事にリニューアル！途中の駅では地元の方々が旗を振ったり、かぶり物をしたり…（笑）。ウチソトの眼差しが見事に交差した「伊予灘ものがたり」。これから先、ずっと続いていってほしいものです。