ホスピタルアートを導入した日本でも先駆的な病院、堺市の「耳原総合病院(386床)」の音環境を視(聴)察してきました。
ここは日本でもまれに見る専属のホスピタルアートディレクターがおられる病院で、造形作家や画家の作品がエントランスホールをはじめ、病院内全般に飾られていました。各階のエレベータ前には、鳥のイメージをあしらったステキな壁絵がありました!
病院空間は何かとストレスと不安が入り交じるような、心理的に圧迫感の強い場所です。そのようなところにほっこりするアートが点在していて、患者さんばかりでなく、見学に来た私も、生きる希望を強く感じる空間です。
14階の入院フロア(緩和ケア)床からは、仁徳天皇陵が一望でき、素晴らしい眺望を満喫。耳原総合病院も「音」の切り口から何かできそうな予感です!