むかし冗談で、「騒音計が体温計くらい安くなったら、絶対音フェチ増える!」と言っていた。
10年前の当時、普通騒音計が15万円程度、オムロンの体温計が1,000円程度。騒音計は体温計よりも150倍高い。
ちなみに騒音計とは、音量(正確には音圧レベル)を計測するための測定装置。マイクと演算処理する回路がついている。かなり精密で複雑な計算を正確に行うから高額なのだ。
で、今、とんでもない騒音計アプリがリリースされた。値段は、720円(笑)。スマホで簡単に周囲の音量を測れるアプリなのだけれど、LAeqまで演算できて、このお値段!
騒音計が安価になったら、音フェチが増える。というぼくの持論。まずは小松ゼミ生の音フェチ度が格段に上がった。無料版ならタダなので、とりあえずゼミ中にDLして音量測定をさせたら、ハマるハマる!!
無料版だと測定時間が20秒という制限はあるが、最大値、最小値、平均値、そしてLAeq(等価騒音レベル)まで計測できる。まるで自分の体温を測るかのように、周囲の音の物理量を、手持ちにスマホで計測できるのだ。
問題は、マイクの性能。サスガに騒音計のマイクは正確に音量を測れるので、スマホのレベルとはワケが違うのだけれど、騒音計と比べても、スマホのマイクの誤差は1〜2dB程度しかない。
法に触れる測定は行えないが、費用対効果を考えたら、大学や学校の実習(練習)で使うのであれば、誤差範囲と考えてもよいだろう。
これをキッカケに、周囲の音に興味をもつ同士が増えたらうれしい。まずは、「SLA」「騒音計」とググって、このアプリの威力を楽しんでみてほしい。
夢のような音の時代がやってきた!