大学授業の教授法を根本から変えてみた / '18.05.05

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この4月から、大学授業の教授法を根本から変えてみた。とはいっても、講義形式の授業中に課題を出し、その場で文章化させ、グループでディスカッションさせ、発表させるというもの。別に目新しいものではないが、みるみるうちに学生たちの態度は、変わる変わる。教員が一方向に伝える講義形式の授業よりも、明らかにイキイキしているのだ。

これをアクティブラーニングなんて言うのかもしれないけれど、大学の講義の中で、毎回これをやっている教員は少ないだろう。ゼミ中ではなく、一般講義であるところがポイント。見方によっては「伝える情報量」が減るのかも知れないけれど、学生たちが自分の頭で考え、他者と意見を交わし、グループ代表が発表する、といった流れは、間違いなく自発性を発揮する。ただ問題なのは教員の力量。こうしたやり方を「強く指示」せずに、自然と持って行ける雰囲気を出せるかどうか。まだまだ改良の余地はありそうだ。

大体の流れは次のとおり。【講義:20分】→【課題:15分】→【グループ内ディスカッション:20分】→【発表:20分】→【まとめ:15分】で、計ちょうど90分。多少の伸び縮みがあるので、時間に余裕を取っている。

授業の運営方法は学生たちと真摯に対面して、はじめて磨かれてゆくものだ。