嵐山のとっておき音風景、教えます。 / '14.01.05

20140105冬休み最終日の日曜日は、
嵐山渡月橋に出かけて、
フィールドレコーディング。

お正月やすみも本日で最終日とあって、
観光客はピーク時よりもかなり少なめ。
真冬の冷え込みも厳し目の本日は、
凜とした音色の桂川の響きでした。

フィールドレコーディングで一番難しいのは、
録音場所の選び方(釣りと一緒だね…)。

渡月橋の周囲をいろいろ探し回って、
やっと「ベストポイント」を見つけました。
すごい企業秘密だけどちょっと教えちゃおう。
嵐山公園中之島地区の西側最北端のエリア。
(ぜったい秘密にしといてね…笑)

背景音と前景音がほどよくブレンドする場所が、
ダイナミックな音風景を感じるポイントだよ。
でも、川の近くに行っても、
その場所にたどり着くのはかなり困難。

人工堰の音は平板で機械的。
自然段差のある川底は、
ゆらぎを十分感じることのできる川音。

この混ざり具合は、
人工的にミックスしても決して得られません。
音作品の制作は、料理と同じく、
「素材」のクオリティがすべて。

本日の録音は聞き返してみて、
作品に使える確信が持てました。

明日からは、平常の大学業務…。
僅かな隙間時間を狙って、
制作作業を続けたいですね。