新アルバムの音響処理(1) / '14.10.15

20141015先日終わったニューアルバムのマスタリングなのですが、そこで用いたプラグインソフトをちょこっと紹介します。今回紹介するのは「Tube Saturator」で「真空管アンプ・シミュレーター」。PCは基本的にデジタルで音が処理されるのですが、堅かったりゴツかったりして、自然の雰囲気が出づらいことが多いです。それを避けるために、録音源をDAW(PC上の音響ソフト)に流し込むときに、このプラグインソフトを使うと、若干の暖かみが出ます。音を真空管アンプに通したときの暖かみや艶みたいな音色に変換されて、自然の雰囲気が出やすくなります。PCでの信号処理はデジタルなのに、アナログのような音を擬似的に出すことも出来るのですね。とはいえ、ホンモノのアナログ真空管には太刀打ちできませんが…。コツは、中音域にほんのりかける、といった案配でしょうか。ヲタクな内容でスミマセンでした…(笑)。