森林の音環境。 / '14.11.12

20141112森林は、人の根源的な部分と深く絡み合っている。

先日訪れた京大演習林(芦生)のフィールドワークでも、
都市空間では感じることのできない「音の酔い」に、
自分自身、驚きました。

豊富で多様な森の音を聴いていると、
最初は心地よいけれど、だんだん酔ってきて、
自分がどこにいるのか、安全に下山できるのか、
すごく不安になってきました。

これも自然の畏怖を感じる一種の「音サイン」。
そうした「五感で感じる」自然の感覚サインを、
自分なりにキャッチし、何かの形に変換させたく思います。
穏やかだけではない、森の何かを…。

佳きも悪くもすべてを含んだ森林世界。
均質的な都市環境に住む我々は、
この姿を見習わねばなりません。