清水寺の音風景 / '14.01.13

20140113連休中は
フィールドレコーディングに行ってきました。

場所は、言わずと知れた「清水寺」。
京都の観光スポットで
最も入場者数の多い場所です。

正月明けで寒さ厳しい時期のためか、
普段よりも静けさの漂う本堂でした。

まずは「清水の舞台」の観光客の足音。
木の床なので足音の音色が柔らかい。
しかも多くの柱が支える木造建築なので、
足音が建物全体に重く反動する。
こうした足音は日本どこを探してもありません。

次に参拝客が列を成す「音羽の滝」の三つの落水。
ひしゃくで水を汲む瞬間は落水が途切れるので、
ランダムに音の切れ方のする独特の落水音でした。
周りの観光客の会話もうまく背景を織りなしていて、
独特の安堵感が音から漂ってきました。

二つの場所ともに、録音作業はと滞りなく終了。
これらの音源は新作アルバムにうまく練り込む予定です。
音のフィールドワークをしていると、
作品の発想がどんどん沸いてきて面白いですね…。