町家・朝ピアノライブ、凜としたすがすがしい空気のもとで無事終了しました。午前中のライブ演奏はとても珍しく、無意識の感覚が拓かれるような即興演奏をすることができました。
途中、音のワークショップを交えた一時間。あたたかいリスナーたちに見守られながら、一粒の音の種をこの町家（Bonjour! 現代文明）にも蒔くことができました。
この会（四季の収穫祭2016［gift-種-］）の主宰者である矢野さんの包容力が町家全体にほどよく響き渡る珠玉な時間。午后の利き茶会で矢野さんから教えてもらった言葉「一粒万倍（一粒の種が万倍となって稲穂のように実るという意）」がとても印象的でした。
音のチカラは目に見えず手応えが小さいように感じるけれど、人の記憶や動機に間接的ながら強い波動を生み出し続けるとぼくは感じます。それがまさに一粒万倍ならぬ「一音万倍」という言葉で表せるような気がします。
小さいチカラでもそれらが集まればナニモノかに成長する手応えを、この会で演奏して強く感じました。矢野さんをはじめ、お越しいただいた多くの皆さんに感謝！！