音楽と星座 / '14.08.26

20140826この1ヶ月間、現実世界とは離れた場所で生きている感覚でした。というのも、曲づくりモードがいきなり浮上してしまって、気がつけば14曲のモチーフが、するすると目の前に現れたのでした。その最中は自分でコントロールすることができません。いわば音楽のナニモノカが自分の身体を揺さぶり、透過している感じ。ようやくその熱も本日がクライマックス。じきにクールダウンして、通常モードに戻るでしょう。曲のスケッチができればしめたもの。あとはそれに肉付けや彩りを加え、練習を重ね、レコーディングするのです。年内の完成を目指しつつ、今秋をくぐり抜けていこうと思います。

そのモチベーションとなったのは、愛媛の久万高原で体験したプラネタリウムと星のお話。特に、天体観測館職員の中村彰正さんから受けた天体のインスピレーションは計り知れません。現在のところ14の楽曲遺伝子が無事外在に着床しました。写真は中村さん著『えひめ星空の夢88話(愛媛新聞社)』。遠い星の存在が、身近でヒューマンな印象であることを実感させてくれる良書です。星に詳しい方は88が何を意味する数字かおわかりでしょう…。いみじくも、ピアノの鍵盤も88。星と音楽との共通点がここでも現れています。