12/24にアマゾンで無事リリース / '17.12.18

ジャケットオモテ

昨日のアートミーツケア学会での発表準備のときに、どうして今回病院専用のオリジナル曲を制作したのか?と自問自答した結果、「音楽が心遣いとして伝わってほしい」という言葉が降って湧いてきました。しかも、共同発表者である室野さんが「今回制作した環境音楽は、病院の《声》としての意味合いがある」との発言もあり、まさにスタッフと患者さんに寄り添える存在として、この音源を精魂込めて制作してきた甲斐がありました。

今回の「医療空間(病院)のための環境音楽:は、つくるのが正直かなりしんどかったです。もう途中で投げ出したくなるくらい。理由は、音楽表現(音量・音色・テンポ・メロディの展開)の幅を、一定の枠内に限定して落とし込むしかなかったから。

それは、制作者にとっては忍耐に近い作業ですが、それゆえに病院内には、相応の安心感や安らぎをもった音楽として定着することと確信しています。足し算の音楽というよりも、同じ密度が漂う響きの音楽(いわば引き算の音楽)。心をニュートラルにするのを助ける音楽として、多くの方に受け入れてもらえることを願うばかりです。

クリスマス、年末〜お正月と、心の節目や気持ちの切り替えが伴う季節となりました。ジャケットの「白色」の雰囲気とともに、気持ちを真っ白にしたい方には、マッチしそうなアルバムになりました。2枚組CDアルバム「いのちのそばに」は、12/24にアマゾンでなんとか無事リリースにこぎ着けました。これまで見守っていただいた方々に、最高の感謝の気持ちをお伝えします!

http://amzn.asia/c5mEW4K