自宅でのお籠もり仕事の一環は、音源のマスタリング作業。マスタリングとは、音源を最終アウトプット手前のトリートメントと適正音圧を調整する作業です。CD用と配信用では、マスタリングの方法が違います。同じ処理をするのはNG。両者に必要なのは、適正音圧です。
耳で音圧を確認することは大切なのですが、人の耳は主観的に音量を把握するので、アテになりません。そのときに役立つのが、出音レベルをチェックする測定ツール。専門的な話しになりますが、SpotifyとYoutubeとSoundcloudでは、適正のレベルが変わってきます。その微妙な調整を行うのが、マスタリングでは重要になってきます。
これまではDAWのメーター値を見ながら、自分の耳で確かめながら、音量を調節していましたが、この測定ツールを使うと、積分されたラウドネスが数値として算出されるので、大助かり。アルバム全曲を主観的に調整していたら数日かかっていたのが、これを使うと半日で処理できました。
各曲を並べて耳で確かめると、驚くほどの統一感と正確さが出ています。一度使えばもう手放させなくなりました。