JASRACの分配日 / '20.03.27

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JASRACに信託契約をしていると、3ヶ月に1度、分配金が契約者(著作者)の元へ届けられます。3/25は分配日でした。

ぼくは昨年6月から信託契約をしているので、今回が2回目の分配日となります。最初(12/25)の額は予想通りの少額でした。数百円ほど。今回はその百倍になり、たいへん驚きました。

淡い緑の封筒に、細目が記載された長い長い明細書が入っているのですが、それを見るとJASRACが公正に使用料を各所から集め、正確にまとめられていることが窺えます。こんなに透明性の高い計算書のシステムを構築するには、多大な労力を必要としたことでしょう。

ぼくの場合は、使用料のほとんどが「インタラクティブ配信複製使用料」。他には、演奏使用料と公共施設でのBGM使用料。これを個人で集金・集約することは不可能です。

JASRACに信託契約をする前は、一個人のしがないクリエイターが、曲の使用料が発生しても、微々たるものだと思っていました。塵も積もれば山となるの言葉どおり、これからの音楽活動を支える大きな資金となります。

音楽を作り続けていくこと。言葉にすれば簡単ですが、現実は難しいものです。でも、著作権のことを真剣に考え、手続きをする手間を惜しまず、淡々と処理業務をこなしていけば、確かな手応えが出てきます。

これも、JASRACでお仕事をしているスタッフの方、ぼくの曲を大切に聴いていただいている方あってこそ。深く感謝申し上げます。