SD法のフィールドワーク / '19.10.15

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小松ゼミ・音環境計測フィールドワーク。SD法の2回目は、学内の画箋堂(売店)、風光館エントランス、愛宕神社での観察でした。

SD法とは、心理学実験で使われる印象評定手法のことで、多方面で活用されています。紙と筆記用具さえあれば、スグにでも計測可能な簡便さ。

SD法の対象は、音でも視覚でも味覚でも、特定の言葉のイメージでも、なんでもよろしい。とにかく簡易で便利なのです。(その分、厳密性に欠けるとのツッコミも、専門からよく指摘されますが、道具は諸刃の剣ですね)

開放感のある野外にいくほど、「広がり感」や「時間感覚」「天候感覚」がハッキリとしてくる傾向がありました。

音を測定するのが主旨ではありますが、人間の感覚は五感が脳内で統合されています。視覚の影響を多々受けることも、同時に確認することができました。

愛宕神社での観察途中、地元の有識者の方と偶然お話しする機会になり、測定後の1時間程度、木野町に関する歴史的背景を存分に話していただける幸運に恵まれました。

フィールドワークは、最初から決めつけないことが大切。その都度出会う風景や人のご縁をつなげていく柔軟さが大切。

人生、即興ですね!