丹後の実家の風景。
一つは、干し柿吊し。もう一つは、溝尻の舟屋。
丹後の舟屋って伊根浦を思い出しがちだけど、阿蘇海の溝尻にも、素敵な舟屋群があります。
軒数は少ないけれど、天橋立の内海沿いなので、とにかく波のゆらぎが穏やか。
小さい頃はこの場所で、しょっちゅう海釣りをして楽しみました。そこで無意識に聴いていた音風景が、ぼくの音感覚を育てあげたといっても、過言ではありません。
どこでもない、ここだけの音風景。そうした場所は、それぞれの人にあるはず。無意識が及ぼす人への影響は、計り知れない…。
今日、そのことを深く感じ入りました。